6月の夜空に、ひそやかに光る流星群。
春から夏へとうつろうこの季節、「みずがめ座η(エータ)流星群」が静かにピークを迎えます。
スマホを手放して、夜空に願いごとをしてみませんか?
今回は、2025年6月に見ごろを迎えるみずがめ座η流星群の基本情報と、九州でおすすめの観測スポットをご紹介します。
みずがめ座η流星群とは?
「みずがめ座η流星群」は、毎年5月下旬から6月中旬にかけて活動する流星群。
母彗星はあの有名な「ハレー彗星」。
しぶんぎ座流星群・ペルセウス座流星群・ふたご座流星群ほどの派手さはありませんが、
空気が澄んだ静かな夜に、ひとつ、またひとつと流れる星を見つけるのは格別です。
2025年の見ごろはいつ?ピーク時間と観測条件
今年のピークは、6月6日(金)未明~夜明け前。
活動期間は5月19日~6月20日ごろまで。
ピーク時の予測出現数は、1時間に10〜20個前後。
派手ではないけれど、そのぶん一つひとつの光が、静かな感動をくれます。
- おすすめの観測時間:午前2時~明け方
- 放射点の方向:東~南東の空
- 月明かりの影響:今年は月が沈んでからの時間帯が◎
流れ星を見つけるには、できるだけ暗い場所で、肉眼で空全体を見渡すのがコツ。
望遠鏡や双眼鏡は使わなくても大丈夫です。
九州でおすすめの流星群観測スポット5選
せっかくなら、なるべく明かりの少ない場所へ。
星と静けさを独り占めできる、おすすめの観測地をご紹介します。
① 阿蘇山周辺(熊本県)
高原地帯にある阿蘇では、見晴らしのいい草原や外輪山からの星空が圧巻。
道の駅阿蘇やミルクロード周辺は、アクセスもしやすく人気です。

② えびの高原(宮崎県)
霧島連山の中腹にある自然豊かな高原。
夜は気温が下がるので防寒対策を忘れずに。空気が澄んでいて星もくっきり。

③ 星の文化館(福岡県八女市)
日本初の「星の文化にふれられる宿泊施設」。
併設の望遠鏡や観望会も人気。ロマンチックな星の旅ができます。

④ 久住高原(大分県)
「星空保護区」にも選ばれているエリア。
牧草地と星空がつながる景色は、ため息が出るほど美しい。

⑤ 五島列島(長崎県)
島ならではの暗さと海の静けさ。特に福江島は観測スポットとしてもおすすめ。
運がよければ流れ星が海に落ちるような幻想的な光景も…?

天体観測の持ち物と準備リスト
はじめての星空観察でも安心して楽しめるよう、持っていくと便利なアイテムをご紹介します。
- レジャーシートや折りたたみイス(長時間でも快適に)
- 防寒グッズ(6月でも山間部は冷えます)
- 懐中電灯(赤いセロハンを巻くと目に優しいです)
- 飲み物・お菓子(ホットドリンクがあると嬉しい)
- 虫よけスプレー
- そして……スマホはオフにして、目と心で空を感じてみてください✨
スマホを手放し、星に包まれる夜
わたしは最近、スマホを見る時間を意識して減らすようにしています。
目を休めたい、心を落ち着けたい。そんなとき、星空って本当に効きます。
「流れた!」という瞬間は、一瞬だけど心にずっと残ります。
その瞬間、何を願うかはあなた次第。
家族のことでも、未来の夢でも──静かな夜に、ただ願うだけで、少し前に進める気がしてきます。
🐾今日のにゃんこ豆知識|猫と流れ星の不思議な関係
昔のヨーロッパでは「猫が空を見上げると、流れ星が流れる」と言われていたそうです。
実際に、夜空を眺めるにこちゃんの姿を見ていたら…ほんとうに流れたことが!
もしかすると、猫って流れ星の呼び水なのかもしれませんね🐈🌠
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